2017尾瀬16
 


2017尾瀬15 




2017尾瀬11 

2017尾瀬10 


2017尾瀬7 


2017尾瀬14 


  2017秋ひとり旅・おわり



 私が計画した尾瀬ヶ原散策ルートは山ノ鼻から牛首分岐、竜宮、ヨッピ吊橋と回り、山ノ鼻に戻ってくる三時間くらいの周遊コース。

 尾瀬山の鼻ビジターセンターでトイレ休憩をしたあと、いよいよ湿原エリアに入っていく。

 湿原は草紅葉真っ盛り。その中をどこまでも木道が続いている。

2017尾瀬8 

奥に見えるのは燧ヶ岳(ひうちがたけ)


 歩き出しは少し混んでいたが、休憩に入る人がいたり、分岐で別れたりして、徐々に木道の人口密度は下がっていった。

 遠くに点々と見える人影を眺めながら、ひとり旅行者の私は黙々と草紅葉の中の木道を歩いていく。

 この距離感がいいなと私は思った。

 人混みでは疲れてしまう。かといって、全く誰もいないところを歩くのもさびしい。

 遠くに見える人たちの色とりどりの服やリュックが進路を示してくれる灯台の光のようにも感じられて、ひとり歩きの私に、いくばくかの安心感を与えてくれる。

 日々、生きていくことも同じようなことかもしれないなと私は思った。

 24時間、365日。こころも身体も、ずっと誰かとつながることはできないだろう。ときに近づき、ときに離れながらも、誰かの存在を感じながら、私たちは生きている。

 名も知らない人たちの背中に、私は勇気をもらいながら、尾瀬ヶ原の上に広がる青い空を眺め、湿原のやさしい風に吹かれ、私たちを受け入れてくれるこの道を歩いていく。

 はじめて尾瀬には来たけれど、やっぱり尾瀬に来て良かったと私は思った。また一つ、自分の中の故郷が増えたような気がする。

 帰り道、尾瀬を象徴する山である至仏山を見上げながら進んでいく。次回、尾瀬に来るときは、この至仏山に登り、尾瀬ヶ原を眺めてみたい。

 きっと、そのときは、また違う尾瀬に出会えることだろう。

2017尾瀬12 

ヨッピ吊橋


 2017尾瀬9

至仏山