2019.09.28
あきらめの10%
いよいよ目前に迫った消費税10%への移行。
今回、我が家で駆け込み消費となったのは冷蔵庫くらいである。運良く、モデルチェンジの時期とも重なり、少しばかりお得に購入することができた。
我が家も含めて、世の中が今回の増税で、それほど買い物に躍起になっていないように思えるのは、ある種、あきらめの境地になっているからではないかと私は推察している。
少子高齢化で社会保障費が増大している現状では増税も仕方がないことで、今更、ジタバタしても疲れるだけである。
必要なときに、必要なものを買う。結局のところ、そういうシンプルさが堅実ではないだろうか。
今回、増税に合わせて、現金を使わないキャッシュレス決済でポイントが還元されるらしいが、現金派の私としては、それも面倒くさい。
特に、現金しか使用したことがない高齢者などには訳の分からない話で、どこか不平等感があるような気がする。
ともあれ、10月からは食料品などの一部を除き、10%になるので、増税感が実感として、身に染みてくることだろう。きっと、レシートを見たら、ため息が出てくるのではないか。
今のところ、給料は上がりそうもないので、無駄遣いをなるべくしないように節約していくしかない。
一方で、無駄遣いには楽しい一面があるのも事実である。
よく考えず、気の向くまま、買い物をする。そのいい加減さがちょうどいいストレス発散になるのではないか。あれもこれも節約と考えていたら、気持ちが縮こまり、精神衛生上、良くないのではないかと私は思う。
緊縮と緩和。そのバランスが大切である。
ともかく、後戻りはできないので、何とか、この10%時代を生き抜いていこう。