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 これも旅なのかもしれない。

 今、関口尚著「明星に歌え」(集英社文庫)という小説を読んでいる。四国お遍路ツアーに参加した大学生たち。道中、様々な出来事や想いを経験しながら、結束していき、そして長い長い歩みの果てに辿り着いたものとは?という感じのストーリーである。

 実際に著者はお遍路体験をしたようで、札所やら、その間の道のりも丁寧に書かれている。そして、きっと、そのときの気づきも小説には投影されているはずである。

 まだ半分ほどしか読んでいないが、お遍路経験者としては、後半も楽しみな小説である。

 さらにもう一冊。黛まどか著「奇跡の四国遍路」(中公新書ラクレ)という本も購入した。

 俳人である著者の四国八十八ヶ所歩き遍路旅の記録である。そして俳人らしく、その土地土地で俳句をつくりながらの俳句旅にもなっている。

 奇しくもお遍路本が重なってしまったが、しばらくは読書をしながら四国を回る気分に浸れそうである。

 旅というのは実際に現地に出向かなくても、できるのではないかと私は思う。

 誰かの旅行記を読んだり。ネットなどでいろいろ調べ、旅の計画を立てたり。あるいは過去の自分の旅を思い出すのもいいだろう。

 旅をしている自分を思い浮かべる。そうすれば、いつでも、どこでも旅をできるのではないだろうか。

 旅を願う人たちに幸あれ。
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