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 次に向かったのは、クルマで、すぐ近くのところにある水戸八幡宮。

 クルマから降り、鎮守の杜を歩いていると、白無垢姿の花嫁と羽織袴姿の新郎のふたり。どうやら、今日は結婚式らしい。

 邪魔になる前に、お参りを済ませようと、私は足早に、ふたりと参列者のわきを通り過ぎる。

 境内のいたるところで、あじさいが咲いていたり、山あじさいの群落の中を歩くことができる「山あじさいの小道」があったりと、あじさいに力を入れているようで、あじさい八幡宮の様相である。

 あじさいに祝福されながらのジューンブライド。新郎・新婦の行く末は誰にも分からないけれど、良いスタートではないかと私は思った。

2018あじさい巡り13 


2018あじさい巡り15 


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 ご朱印をいただき、クルマに乗り込み、弘道館へ。あじさいの名所ではないけれど(たぶん梅の名所)、これまで一度も訪れたことがなかったので、ついで見学である。

 弘道館は水戸藩第九代藩主・徳川斉昭によって創立された藩校で、国指定重要文化財及び特別史跡となっている。

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 正庁玄関の正面にある正庁諸役会所(来館者控えの間)。薄暗い空間に浮かび上がる「尊攘」の力強い文字が厳かな雰囲気をつくりあげている。

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正庁正席の間


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十間畳廊下

 廊下を歩き、至善堂御座の間(藩主の居間、休憩所)へ。徳川最後の将軍、慶喜が大政奉還後、恭順謹慎したという部屋である。

2018あじさい巡り18 


 試しに、私も部屋の中で、あぐらをかいてみたが、当時の慶喜の姿や気持ちを思い浮かべることはできなかった。それでも歴史の1ページに触れたような気がした弘道館での時間だった。

 あじさいを巡り、歴史に触れ、ささやかな幸福感を残して、六月の小旅行は終わったのだった。
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