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 何かをするとき、それをいつするかというのは大事な要因である。

 先日の夜、ちょっと横になるだけのつもりが、うっかり寝てしまい、二十分くらいで目を覚ました。

 目を覚ますと、頭がぼんやりして、立ち上がるのもつらいような身体の状態だった。

 たとえていうなら、無理に時間を遡り、自分がいるはずのない時間枠に己の存在を押し込んだような不自然な感覚だった(あくまで、そのようなイメージ)。

 休日の午後など、たまに、そのような不自然さの中に身を置いてしまうが(うっかり寝してしまうが)、大抵は徐々に感覚が戻り、頭も正常になってくる。

 しかし、その夜は、どうにも頭がくらくらと重く、調子が戻りそうもなかったので、トイレだけ行き、ベッドに入った。

 私が本格的な眠りに就こうとする一時間ほど前に、うたた寝をしたことで、時間の正常さに変調をきたしたのだろう。

 何かをするとき、それをするべき最善のときがあるのだと私は思う。正しいときにすることによって、それが正しいことになりえるのではないか。

 自分では正しいことをしているつもりでも、うまくいかないことがある。自分の思い違いもあるが、タイミングが合っていないことも原因にあるのではないだろうか。

 「下手な鉄砲も数打てば当たる」という言葉もあるが、若い頃ならともかく、私のような中高年になってしまうと、そんなに失敗を重ねている時間はない。

 自分のするべきことを見極め、それに対して、いかに、ときを合わせていくか。そういう人生のテクニックがこれからの残りの人生では必要になってくるのではないだろうか。

 とはいえ、正しいことだけをしていれば、己の人生が楽しくなるわけでもない。ときには回り道、失敗も人生にとっては大きな財産になることもある。

 完璧な正しさを求めすぎず、ときを見ながら、自分らしい正しさを見つけていこう。
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