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2019.07.12 話上手は

 やはり、人にとって、話が上手か、そうではないかは相手に与える印象を大きく左右すると私は思う。

 きたる7月21日に行なわれる第25回参議院議員通常選挙。私が住む茨城県で立候補した候補者の公開討論会が自宅近くで開催されたので、私は行ってきた。

 討論会というので、候補者同士が激しく意見をぶつけ合うイメージを私は持っていた。しかし、今回は決められた持ち時間で、決められたテーマについて、各人が順番に意見を述べていくという穏やかな討論会だった。

 聴衆も礼儀正しく、静かに椅子に座り、それぞれの意見に耳を傾け、司会者も公平そして冷静に討論会を仕切っていた。

 選挙ポスターの顔写真や選挙公報に書かれている公約だけで判断するよりも、生身の人間から発せられる言葉は大きく参考になった。

 その他の視覚的情報も興味深いものだった。

 他の候補者が意見を述べている間、ずっと腕組みをしている人。または熱心にメモを取っている人。あるいは緊張の面持ちで水を飲む人。

 そういう視覚的情報も、その人のひととなりを推察するのに少なからず役に立つのではないか。

 今回、いろいろと判断材料が揃ったので、その材料を元に、一番信頼そして期待できそうな候補者に一票を入れようと思っている。

 話は変わり、私が働く町工場に二人目の研修生がやってきた。その四十代男性に一ヶ月くらい、しっかりと研修してもらい、こちらで学んだことを持って帰ってもらうはずだった。

 しかし、一ヶ月の予定のはずが、一週間も経たないうちに彼は帰ってしまった。

 製造業で働くのは初めてという彼には仕事が合わなかったらしい。

 研修に来た初日に指導したのが私だったので、予期せぬ彼の早い帰宅に、少なからず、私は責任を感じている。

 もっと違った指導方法があったのではないか。あるいは、私の話し方が下手で、彼にはうまく伝わらなかったのではないか。

 今となっては、どうしようもないが、彼の人生を傷つけてしまったようで、私としては後悔しきりである。

 話し上手か、そうではないか。それはコミュニケーションをとる人間にとっては大きな問題ではないだろうか。
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